| チップセット非同期動作とは? |
| はじめに CPUをオーバークロックしますと規定のFSBより高いFSBでCPUを動かす事になります。 オーバークロックでFSBを上げ続けますと、低倍率のCPUではCPUの耐性限界より周辺回路の耐性限界の方が先に来る事があります。この状態を改善する為に、PCIやAGPの動作周波数を下げる「アンダークロック」技術がこの改造です。 しかし、チップセットの仕様書では、PCI・AGPクロックはFSBに同期させる事になっています。それを改造により同期させずに動作させるので「非同期」という言葉を使っています。 この非同期動作は、チップセットの規定外の使用方法なので、チップセットの種類や、OSや、例えばビデオボード等のボード上のICの性能により動作しない場合がありますのでご了承ください。 |
| なぜ非同期改造を行なおうと思ったのか 最初に改造を行なおうと思った頃のIBM PC/AT互換機のメインボードにはインテルBXチップが載っていましたが、インテルのBXチップセットはFSBとPCIは同期クロックである事が規定されています。BXチップの場合、FSBは66MHzと100MHzのみのサポートですので、PCIはその1/2と1/3のみのサポートです。 しかし、改造を考えた頃のメインボードを見ますと、FSBが124MHz以上でPCIがFSBの1/4の製品があります。この1/4が動作する事がわかった時、私はFSBの1/2〜1/4で動くようなICが本当にFSBと同期して動いているのか疑問に思いました。(多分1/5とかでも動くと考えてもそう思います。)又、AGPもFSB100MHzの時2/3という中途半端な(位相がFSBに対して反転しそうな)クロックで動く事からも疑問に思いました。 又、非同期で動けば、PCIがネックになっていたクロックアップに対しても効果があるし、FSB100MHzで使う場合でもPCIのクロックを上げてI/Oアクセスを早くする事ができる事を考えるとやってみたくなりました。故に、実験することになりました。 最初は、FreetechのP6F91i Scorpionという、ごく普通のシングルCPUメインボードでPCIを34MHz固定で実験しました。但し、うまく動作した割にFSBが133MHzで動作しなかったので元に戻してしまいました。 次に、TekramのP6B40D-A5というデュアルCPUメインボードで実験しました。このボードは、ボード上のボタン電池のボックスの接触がおかしく、メイン電源を消すと時計が止まってしまうという故障があったので当時は26000円もしたけれど頭にきたので新しいメインボードに買い換え、改造に踏み切りました。 それ以来、地獄の改造の日々が始まったのでした(笑)。 |